NEDOとファームシップ、AIでレタスの生育状況を把握するアルゴリズムを開発
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と農業のコンサルティングなどを手がける株式会社ファームシップは、植物工場で栽培したレタスの重量を非接触・非破壊で推定するAIアルゴリズムを開発した。
両者は、「人工知能技術適用によるスマート社会の実現事業」の一環として、2次元画像を認識する技術である畳み込みニューラルネットワークと画像内に存在する物体の位置と範囲を推定する技術であるオブジェクトディテクションを組み合わせてレタスの重量密度を推定するアルゴリズムを開発。

植物工場で行われた実証実験では、20個のレタスが部分的に重なる画像の中から個々の矩形面積を抽出して、重量密度の計算を行わせてみたところ、栽培途中の個体を含む複数のレタスの重量を同時に推定することに成功したという。

植物工場は、高品質な野菜を通年で栽培できるとして注目を集めているが、個々の生育状況のばらつきを完全に把握することは難しく、「成長の遅い固体を発見して、生育状況の良い環境への移し変えを検討しても、個々の成長のばらつきを抑えることができない」という課題を抱えていた。

両者は、農作物の生育状況のばらつきを早期に発見することで、安定した需給体制を維持できる生産システムを構築していく構えだ。
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
https://www.nedo.go.jp/
株式会社ファームシップ
https://farmship.co.jp/
生育異常の早期発見が可能に
両者は、「人工知能技術適用によるスマート社会の実現事業」の一環として、2次元画像を認識する技術である畳み込みニューラルネットワークと画像内に存在する物体の位置と範囲を推定する技術であるオブジェクトディテクションを組み合わせてレタスの重量密度を推定するアルゴリズムを開発。

両者が開発した技術の模式図
出典:https://farmship.co.jp/news/768/
出典:https://farmship.co.jp/news/768/
植物工場で行われた実証実験では、20個のレタスが部分的に重なる画像の中から個々の矩形面積を抽出して、重量密度の計算を行わせてみたところ、栽培途中の個体を含む複数のレタスの重量を同時に推定することに成功したという。

両者が開発したAIアルゴリズムを用いたレタスの生育状況推定システムの概要図
出典:https://farmship.co.jp/news/768/
出典:https://farmship.co.jp/news/768/
植物工場は、高品質な野菜を通年で栽培できるとして注目を集めているが、個々の生育状況のばらつきを完全に把握することは難しく、「成長の遅い固体を発見して、生育状況の良い環境への移し変えを検討しても、個々の成長のばらつきを抑えることができない」という課題を抱えていた。

実際の植物工場で栽培中のレタスの重量分布例
出典:https://farmship.co.jp/news/768/
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両者は、農作物の生育状況のばらつきを早期に発見することで、安定した需給体制を維持できる生産システムを構築していく構えだ。
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
https://www.nedo.go.jp/
株式会社ファームシップ
https://farmship.co.jp/
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