AIでカット野菜やナッツ類の外観検査を自動化する「TESRAY Gシリーズ」開発

AI外観検査ソリューション「TESRAY」を提供する株式会社ロビットは、AIを活用して変形や変色、カビ、虫食い、異物混入など食品や農作物に発生した異常を検出する「TESRAY Gシリーズ」を開発した。


「TESRAY」は、AI技術を活用した画像処理アルゴリズムとAI技術に最適化された独自のハードウェア技術を使用して外観検査の工程を自動化するソリューション。

AI、撮像、ロボティクスなど外観検査工程の自動化に必要なすべての技術を内製化しているのが特長で、2020年には食品や農作物など不定形物の異物除去・不良品選別の工程を自動化する「TESRAY for food & agri」もリリースしている。

官能的評価にも対応


現在、日本では食品や農作物に発生した異常を大量・高速に検出するため、計算負荷の少ない色彩による選別を基本とした外観検査が行われているが、産地の差異、個体差、影の影響など外的要因で発生した色彩変化、検査対象物と同等の色彩をした異物の混入、造形不良等の異常を検出することは難しかったという。

今回、同社が開発した「TESRAY Gシリーズ」は、外的要因で発生した色彩変化、検査対象物と同等の色彩をした異物の混入、造形不良などの異常にも対応するAI外観検査ソリューション。

生育不良や腐敗による変形・変色、病害虫の被害、製造・加工・保管・輸送中の異物混入など、食品や農作物に発生する特有の異常を検出するだけでなく、分類を行うこともできるため「正常品としては出荷できないが、加工品用としては出荷できる」など、柔軟な設定変更も可能。

正常品のアーモンド

変形異常品のアーモンド

1時間当たりの処理量は、数百キログラムから数トンで、カット野菜、ナッツ類、香辛料、生薬、乾物、魚卵等の不定形物や樹脂ペレット、金属ワッシャ等の工業製品など指先や手のひらサイズの小さな対象物の異常も検出できるほか、必要な処理能力を要望すれば装置の調整・カスタマイズにも応じてくれる。

検出のイメージ

検出判定の閾値

今後は、2022年6月7日(火)~10日(金)に東京ビッグサイトで開催される「FOOMA JAPAN 2022」への出品が予定されている。


株式会社ロビット
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WRITER LIST

  1. 槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  2. 田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  3. さわちん
    2児の父。あるきっかけにより農業のイメージを変えたいと考え、16年間のサラリーマン生活にピリオドを打つことを決意。2020年春、家族で田舎に移住し、新規就農を目指す。自身が「移住×就農のモデルケース」となるために、いろんな方面へ向けて奮闘中。
  4. 福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  5. 窪田新之助
    農業ジャーナリスト。福岡県生まれ。日本経済新聞社が主催する農業とテクノロジーをテーマにしたグローバルイベント「AG/SUM(アグサム)」プロジェクトアドバイザー、ロボットビジネスを支援するNPO法人Robizyアドバイザー。著書に『日本発「ロボットAI農業」の凄い未来』『GDP 4%の日本農業は自動車産業を超える』(いずれも講談社)など。