農作物の盗難対策に活用できる「AZx防犯・監視カメラ」がレンタルサービス開始

IoT機器の開発などを手がける株式会社AZxは、農作物の盗難防止や自然災害の監視等に活用できる防犯・監視カメラのレンタルサービスを2022年8月1日から開始した。初期費用は無料で、月額5000円から(24ヶ月プラン)となっている。


高画質カメラを低価格でレンタル


現在日本の農業現場では、多発する農作物の盗難被害に対応するため、防犯・監視カメラを使用した対策が進められているが、夜間の圃場の様子を鮮明に映し出す防犯カメラは高額な製品が多く、「導入を検討しても実際には設置できない」という課題を抱えている。

そこで同社は、高画質カメラを低価格でレンタルするサービスを開始。提供する製品およびレンタルプランは以下の通りだ。

AZx社が提供する防犯・監視カメラ

1.単焦点カメラ「MF1・MF2」
レンズ固定式の防犯・監視カメラ。最大400万画素の高画質映像を内蔵メモリに録画する。
最大40メートルまで届く赤外線照射を利用した夜間撮影が可能で、不審な人物・車を検知するAIも搭載している。

主な活用シーン
・農場や資材置場の夜間監視
・工事現場の出入り確認や定点観測


2.PTZカメラ「MP1・MP2」
遠隔操作でカメラの画角を変えられる防犯・監視カメラ。
スマホアプリを使用して操作する首振りカメラと最大16倍のズーム機能を利用して広範囲な映像を音声と一緒に映し出す。

主な活用シーン
・工事現場の作業進捗・安全管理
・街中・駐車場・山岳等の監視


3.ソーラー 一体単焦点カメラ「MF3」
太陽光発電ソーラーパネル一体型の防犯・監視カメラ。電源が無い場所にも設置できる。
最大800万画素の圧倒的な高画質で夜間でも鮮明なカラー映像を映し出す。不審な人物・車を検知するAIも搭載。

主な活用シーン
・電源や通信回線が無い場所の長期監視


防犯・監視カメラのレンタルサービスの特長

1.必要な映像だけをダウンロード・再生できる低価格な料金プラン。


2.日差しの強い場所や夜間の暗闇でも鮮明な映像を映し出す高品質なカメラを提供。

3.AIが不審者を検知して警報アラートを画像付きメールで送信。

参考動画


同社は、防犯・監視カメラのレンタルサービスを通じ、高額な防犯・監視カメラを安価に利用できる環境を提供していきたい考えだ。


株式会社AZx
https://www.azx-inc.co.jp/
AZx防犯・監視カメラ ECサイト
https://www.azx-inc.co.jp/ncs/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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