オプティム、ハウス栽培でAI予測を活用する「農作物収穫時期・収量予測システム特許」を取得

株式会社オプティムは、「農作物収穫時期・収量予測システム特許」を取得したことを発表した。

今回取得した特許は、レーンを撮影した映像・画像から、認識した農作物の熟度を判定し、熟度とレーンにおける環境データ(温度・日射量など)を組み合わせ、AIが適切な収穫時期・収穫量を予測するというもの。



本特許を活用することで、ハウス栽培が行われている農作物(トマト・ナス・イチゴ・ぶどう・メロンなど)の収量や収穫時期を知ることができるようになり、農作物の品質安定化、収穫に適切な人員の調整ができ、営農計画の最適化を図れるという。


特許活用事例としては、同社が提供しているハウス管理サービス「Agri House Manager」がある。ハウスなどで栽培された作物の管理・分析を行うサービスで、ハウスに設置されたセンサーが集計したデータと、スマートフォンやネットワークカメラ、陸上走行型ロボット「OPTiM Crawler」などで撮影した画像データをAIを用いて解析し、作物の収量予測(個数カウント、収穫適期判定)を行う。


特許の概要
特許番号:6999223(日本)
出願日:2018年7月31日
登録日:2021年12月24日(日本)


Agri House Manager
https://www.optim.co.jp/agriculture/services/agri-house-manager
ニュースリリース|オプティム
https://www.optim.co.jp/newsdetail/20220805-ip-01

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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    川島礼二郎
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    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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