大分東高校、果実の画像分類AIモデルを活用した体験授業を実施

SB C&S株式会社とおおいたAIテクノロジーセンターは、大分県内でのAI活用を促進する協業の第一弾として、クラウド型AIプラットフォーム「AIMINA(アイミナ)」を活用した授業を、2022年11月16日に大分県立大分東高等学校園芸ビジネス科で実施した。


「AIMINA」は、AIの開発・導入に必要な情報や技術をワンストップで提供するクラウド型のサービス。
AIを気軽に学べる・作れる・試せるのが特長で、プログラミング経験の無い人でも農業、製造、物流、医療などさまざまな分野を対象にしたAIモデルを作成することができる。

画像分類AIを作成する体験型の学習を実施


今回の授業では、生徒たちが実際に「AIMINA」を利用して果実の画像分類AIを作成する体験型の学習を実施。

講師の話を真剣に聞く大分東高校園芸ビジネス科の生徒たち。
今年度は大分県産のいちご「ベリーツ」の生産をテーマにしたスマート農業の学習も行っている。

その結果、「想像以上にAIを手軽に利用できることがわかった」、「農業を支える職業に就きたいので、このような授業は大変ためになった」、「スマート農業に関心があったので、この授業をきっかけに知識を深めたい」などの感想が寄せられたという。

両者は、「病害虫の防除や実崩れ対策など生徒たちが日々研究を進める農業課題を解決する取り組みでの活用を期待したい」とコメントしている。


SB C&S株式会社
https://cas.softbank.jp/
おおいたAIテクノロジーセンター
https://www.hyper.or.jp/oitaaitec/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
  4. 鈴木かゆ
    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
パックごはん定期便