就農希望者の育成費用を助成する「雇用就農資金」第1回目の募集は4月4日まで

農林水産省は、49歳以下の就農希望者を新たに雇用する農業法人などを対象に、農業研修の実施等に掛かる費用を助成する「雇用就農資金」の第1回目の募集を開始した。



3つの事業タイプを用意


内容は以下の通りだ。

1.雇用就農者育成・独立支援タイプ
49歳以下の就農希望者を新たに雇用する農業法人などを対象に、農業研修の実施等に掛かる費用を助成する。(年間最大60万円・最長4年間)
※募集期間: 令和5年3月1日(水)から令和5年4月4日(火)まで。
※新規雇用した就農者分のみ
※障がい者・生活困窮者・刑務所出所者等の場合は年間最大15万円を加算。

2.新法人設立支援タイプ
新たな農業法人を設立して、独立を目指す49歳以下の就農希望者を一定期間雇用する農業法人などを対象に、農業研修の実施等に掛かる費用を助成する。(年間最大120万円・最長4年間※3年目以降は年間最大60万円)
※令和5年3月1日(水)から令和5年4月4日(火)まで。
※新規雇用した就農者分のみ。
※障がい者・生活困窮者・刑務所出所者等の場合は年間最大15万円を加算。

3.次世代経営者育成タイプ
49歳以下の次世代の農業経営者を育成している農業法人などを対象に、国内外での実践研修等に掛かる費用を助成する。(1カ月最大10万円・最短3カ月~最長2年間)
※募集期間:令和6年1月31日(水)まで。(随時)

申請は、各都道府県の農業会議で受け付けている。


募集に関する問い合わせ
https://www.be-farmer.jp/farmer/employment_fund/original/#anc02
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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