アグリメディア、ChatGPTベースの農業特化型ナレッジ共有ツール「TrustBrain(仮)」を開発

農業ビジネスを展開する株式会社アグリメディアは、OpenAI社が提供するChatGPT(GPT-3.5)を活用した独自のナレッジシェアリングシステム「TrustBrain(仮称)」のベータ版を開発し、社内運用を開始した。


農業界全体での活用も視野に


「TrustBrain(仮称)」は、使用者が事前に与えた情報のみを学習して回答を組成するシステム。通常のChatGPTとは違い、特定の質問に対する回答精度を著しく高められるのが特長だ。

複数ファイル形式でもそのまま学習させられる機能や参照情報の取捨選択、セキュリティレベルに応じた情報アクセス権限の設定など、ChatGPTを社内で活用する上で障壁とされていたあらゆる問題を解決する機能も実装されている。

同社ではすでに社内規程やマニュアル、会議の議事録などでの社内運用トライアルが開始されている。


現在は、農業界全体での活用も視野にベータ版の公開準備を進めている段階で、今後は「TrustBrain(仮称)」をベースにした農業特化型の経営支援AIも開発していく予定とのこと。農業経営に関する支援や相談、コンサルティング、リサーチ業務などでの活用を見込んでいる。


株式会社アグリメディア
https://agrimedia.jp/
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  1. よないつかさ
    1994年生まれ、神奈川県横浜市出身。恵泉女学園大学では主に有機栽培について学び、生活園芸士の資格を持つ。農協に窓口担当として5年勤め、夫の転勤を機に退職。アメリカで第一子を出産し、子育てをしながらフリーライターとして活動。一番好きな野菜はトマト(アイコ)。
  2. syonaitaro
    1994年生まれ、山形県出身、東京農業大学卒業。大学卒業後は関東で数年間修業。現在はUターン就農。通常の栽培よりも農薬を減らして栽培する特別栽培に取り組み、圃場の生産管理を行っている。農業の魅力を伝えるべく、兼業ライターとしても活動中。
  3. 槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  4. 沖貴雄
    1991年広島県安芸太田町生まれ。広島県立農業技術大学校卒業後、県内外の農家にて研修を受ける。2014年に安芸太田町で就農し2018年から合同会社穴ファームOKIを経営。ほうれんそうを主軸にスイートコーン、白菜、キャベツを生産。記録を分析し効率の良い経営を模索中。食卓にわくわくを地域にウハウハを目指し明るい農園をつくりたい。
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    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。