農業資材を手がけるwelzo、九大生と地元企業をつなぐオープンラボ「IQOL」の賛助会員に

農園芸のイノベーションカンパニーである株式会社welzo(旧社名:ニチリウ永瀬)は、2023年4月から一般社団法人糸島よかとこラボが運営する糸島九大生オープンラボ「IQOL(イコール)」の法人賛助会員になったと発表した。

毎月1回開催される九州大学の学生と社会人の交流会イベント「マザリバ」への参加をはじめ、近隣にあるwelzo研究農場や新規事業など事業活動を通して、学生と関わる機会を創出していく。


若い力を活用して自社商品の開発へ


「IQOL」は、九州大学の学生らと地域の事業者をつなぐコミュニティスペースで、会員向けにイベントスペースやコワーキングスペースの提供を行っている。学生と事業者が共創し、マーケティング・事業開発・DX推進を行うことを目的としており、大学生には将来活躍するための成長機会や、やりたいことを徹底的にやれる場を、地元企業にはその応援を通じて、デジタルネイティブ世代の新しい視点や価値創造を提供していくものだ。

welzoは、福岡県福岡市を本拠に農業資材や園芸用品、飼肥料原料の販売等を手がける企業。現在は、鹿児島県・宮崎県で問題となっているさつまいもの基腐病の対策や情報共有を行うコンソーシアム「みんなのサツマイモを守るプロジェクト-Save The Sweet Potato-」も立ち上げている。

同社は「IQOL」での活動を通じ、九州大学の学生をはじめとした若者のチャレンジを支援していくと同時に、デジタルネイティブ世代の視点を加えた自社商品開発に取り組む考えだ。


株式会社welzo
https://www.welzo.co.jp/
「みんなのサツマイモを守るプロジェクト-Save The Sweet Potato-」
https://www.savethesweetpotato.com/
一般社団法人糸島よかとこラボ
https://itolabo.work/
「糸島九大生オープンラボ:IQOL(イコール)」
https://iqol.itolabo.work/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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