農研機構、ため池管理を効率化する「ため池デジタルプラットフォーム」を開発
農研機構は、ため池の平常時の写真や日常点検結果、監視カメラの画像、水位データなど、ため池の管理状況に関する各種の情報を格納・閲覧できる「ため池デジタルプラットフォーム」を構築した。
対象ユーザーは国や地方自治体のため池管理担当者で、ため池の経年変化を把握したり、ため池が被災した際には被災状況を迅速に把握することができる。
「ため池デジタルプラットフォーム」は、ため池の写真や日常点検結果をデジタルデータとして集約化するとともに、監視カメラや水位計によってため池の状態の変化を監視できるシステム。遠隔でリアルタイムに確認できるのが特長で、ため池の効率的な維持管理が可能になるという。
使用するのは、ため池の日常点検および災害時の緊急点検ができる「ため池管理アプリ」で、農林水産省が運用する「ため池防災支援システム」とも連携。全国約15万箇所のため池について、ため池番号・名称・所在地・緯度経度・堤高・総貯水量の6つが登録されており、ユーザーは担当地域のため池の写真を、撮影対象物、撮影日時、メモといった情報とともに登録可能となっている。
主な活用例としては、「ため池管理アプリ」を用いた日常点検の閲覧による管理状況の把握、監視カメラや水位計を「ため池デジタルプラットフォーム」に接続することによる平常時のため池の維持管理の確認、ため池が被災した場合に被災後の写真を比較することによる被災箇所の迅速な確認などだ。
今後は、ICTなどを活用した情報化施工を支援するアプリケーションや、ドローンなどの無人航空機で撮影した動画、調査報告書等を格納する機能を追加するとともに、「ため池デジタルプラットフォーム」に蓄積された画像や水位データを基に豪雨・地震時のため池の危険度を予測するモデルや画像解析によるため池の異常を早期に発見する技術を開発する予定だ。
「ため池防災支援システム」
https://www.naro.go.jp/project/society5-sdgs/reaserch_result/seg4/145027.html
対象ユーザーは国や地方自治体のため池管理担当者で、ため池の経年変化を把握したり、ため池が被災した際には被災状況を迅速に把握することができる。
ため池の状態変化を1つのシステム内で監視
「ため池デジタルプラットフォーム」は、ため池の写真や日常点検結果をデジタルデータとして集約化するとともに、監視カメラや水位計によってため池の状態の変化を監視できるシステム。遠隔でリアルタイムに確認できるのが特長で、ため池の効率的な維持管理が可能になるという。
使用するのは、ため池の日常点検および災害時の緊急点検ができる「ため池管理アプリ」で、農林水産省が運用する「ため池防災支援システム」とも連携。全国約15万箇所のため池について、ため池番号・名称・所在地・緯度経度・堤高・総貯水量の6つが登録されており、ユーザーは担当地域のため池の写真を、撮影対象物、撮影日時、メモといった情報とともに登録可能となっている。
主な活用例としては、「ため池管理アプリ」を用いた日常点検の閲覧による管理状況の把握、監視カメラや水位計を「ため池デジタルプラットフォーム」に接続することによる平常時のため池の維持管理の確認、ため池が被災した場合に被災後の写真を比較することによる被災箇所の迅速な確認などだ。
今後は、ICTなどを活用した情報化施工を支援するアプリケーションや、ドローンなどの無人航空機で撮影した動画、調査報告書等を格納する機能を追加するとともに、「ため池デジタルプラットフォーム」に蓄積された画像や水位データを基に豪雨・地震時のため池の危険度を予測するモデルや画像解析によるため池の異常を早期に発見する技術を開発する予定だ。
「ため池防災支援システム」
https://www.naro.go.jp/project/society5-sdgs/reaserch_result/seg4/145027.html
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