NTTイードローン、農業ドローン「AC101 connect」を2024年春に提供開始

株式会社NTT e-Drone Technology(以下、NTTイードローン)は、自ら設計・開発・製造する農業ドローン「AC101 connect」の提供を2024年春からスタート。2023年10月11日より購入相談(販売受付)を開始する。

従来の「AC101」からアップデート



「AC101 connect」は、従来の「AC101」のメリットはそのままに、より精密でより高度な散布を可能とする機体プラットフォームへとアップデートした農業ドローン。

ドローン向けオープンソース・プラットフォームを提供するスイスのAuterionと開発したNTTイードローン製フライトコントローラーをはじめ、すべての制御基板、送信機、散布装置等を高機能なハードウェアへと一新。通信を介してさまざまなアプリケーションやデータと、安全安心に連携可能なソフトウェアを開発実装することで、より精密でより高度な散布や、より安心でより安全な運用を推進していく。

Auterionと共同開発したフライトコントローラー(日本国内生産)

散布幅は5メートルで、日本ならではの狭く変形した圃場でも簡単に、そして高齢の農業者でも手軽に扱える軽量かつコンパクトな機体サイズを実現。バッテリー1本当たり最大2.5ヘクタールを散布できるため、バッテリーの残量を気にすることなく散布できる。

また、ネットワークRTKに対応しているため、より精密な自動航行が可能。GNSS(GPS等)もアップデートし、捕捉可能な衛星の数が増えているため、自動航行以外のフライトモードの精度もより安定する仕様になっている。

さらに、2024年夏以降には、BASFデジタルファーミング社とBASFジャパン株式会社が提供する栽培管理支援システム「xarvio® FIELD MANAGER(ザルビオ® フィールドマネージャー)」の地力マップとのデータ連携により、可変施肥を支援する圃場マップ機能等の提供も予定しているとのこと。

2023年4月23日に宮崎県で開催されたG7農業大臣会合で「AC101 connect」の展示&デモフライトを実施

なお、「AC101 connect」は2023年10月11日~13日に幕張メッセ(千葉県)で開催される「第13回農業Week」や2023年11月29日~2023年12月2日に東京ビッグサイト(東京都)で開催される「2023国際ロボット展」への参考出品も決定している。

同社では「AC101 connect」の提供を通じて、「みどりの食料システム戦略」への貢献を目指しているため、機体の開発や提供に留まらず、その周辺領域に広がる以下のような取り組みも強化していく方針を示している。

環境負荷低減への貢献
・バッテリーのリサイクルによる資源の有効利用への貢献
・国内開発製造による物流CO2削減への貢献
・可変施肥の高度化による肥料削減への貢献

持続可能な農山漁村の創造への貢献
・デモ会を通じた農業ドローンを利用したスマート農業に関する情報提供
・行政におけるドローンを用いた一斉防除や鳥獣害対策の支援
・地域の農業を支える新規参入者(女性、高校生、異業種等)の拡大支援

サプライチェーン全体を貫く基盤技術の確立と連携(人材育成、未来技術投資)への貢献
・ドローンの制御装置やデータ利活用サービス等の開発の継続強化
・農業ドローンの安全な運用に資する教官・整備士・操縦士の育成


AC101 connect特設サイト
https://www.nttedt.co.jp/ac101-connect
株式会社NTT e-Drone Technology
https://www.nttedt.co.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 加藤拓
    加藤拓
    筑波大学大学院生命環境科学研究科にて博士課程を修了。在学時、火山噴火後に徐々に森が形成されていくにつれて土壌がどうやってできてくるのかについて研究し、修了後は茨城県農業総合センター農業研究所、帯広畜産大学での研究を経て、神戸大学、東京農業大学へ。農業を行う上で土壌をいかに科学的根拠に基づいて持続的に利用できるかに関心を持って研究を行っている。
  4. 大槻万須美
    大槻万須美
    管理栄養士・フードスタイリスト。楽しく食べて健康に。食の大切さを伝えるため、料理教室、バレエダンサーやアスリートのパーソナル栄養サポート、レシピ・コラムの提供など幅広く活動。子どもの頃の毎年の米作り経験から、身近な食体験の重要性についても実感し、おとなと子どもの食育サポートにも力を注いでいる。
  5. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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