「玄米日本一」を土鍋炊飯と実食で決定する「玄米王2024」エントリー受付開始

株式会社Replowは2024年6月3日より、第二回 玄米限定・土鍋炊飯食味グランプリ「玄米王2024」のエントリー受付を開始した



玄米限定・土鍋炊飯食味グランプリ「玄米王」


「玄米王」は、炊飯が難しく硬くて食べにくいといったイメージが強い玄米の繊細な違いを土鍋炊飯によって引き出すことで、2024年に一番旨い米「玄米王」を決定するコンテスト。

ただでさえ米の消費が減っている現代において、玄米を選択する方は決して多くはない。しかし玄米には、豊かな土壌を連想させる香ばしいかおり、プチッと弾けるような食感、黒糖のような優しい甘さなど、じっくりと味わうことで旨さが口に広がり、白米とは違うお米の楽しみ方がある。栄養面でも身体に嬉しい効果がたくさんあると言われている。

そこで、お米の消費減や高齢化・担い手不足など打開策の無い問題を抱える米農業に対し、「玄米」という切り口でお米との新しい向き合い方を消費者に提案し、米需要の喚起につなげていきたいというのが趣旨だ。

また、世界的なオーガニック志向の高まり、SDGsみどりの食料システム戦略など社会全体が有機農業や持続可能な農業生産に目を向ける中で、よりオーガニックが求められる「玄米」に特化したグランプリを開催することで、先進的に取り組む生産者をバックアップしていくことも目的の一つとしている。


出品要件と審査方法の概略


本グランプリの対象は、「有機JAS米」「自然栽培米」の栽培区分の玄米のみ。エントリー数は先着50点(予定)で、一次審査・二次審査では、五ツ星お米マイスター、米・食味鑑定士がすべての米を食味する。

一次審査で12点、二次審査で6点まで絞り込まれ、最終審査会では、米の専門家や食のプロによる実食審査にて、二次審査を勝ち抜いた6点の中から「第2回玄米王」が決まる。

開催スケジュール


募集期間:2024年6月3日(月)〜8月30日(金)まで(50点を超えた時点で締切予定)
一次審査〜二次審査:2024年12月20までに実施
最終審査会および表彰式:2025年1月19日
※最終審査会に進んだ方は12月20日までに連絡。


最終審査会・招聘審査員


最終審査会では米の専門家に加え、日本料理の料理人、薬膳料理研究家など、食のプロを招聘し、玄米を審査する。

審査員紹介

[実行委員長]株式会社Replow 代表取締役 小野寺 理騎


JAやお米の通販企業にて、産地の新規開拓や販売促進、お米の食育イベント輸出事業、お米コンテストなど多数の企画・立案を手がけ、2020年に独立。全国200箇所以上の生産者を訪問し、年間200種類を超える食味鑑定を行い、美味しいお米を発掘している。また、地球に優しい農法で作られたお米だけを取り扱う米屋「Natural Farming」をオープンし、有機・自然栽培に取り組む生産者の支援活動も行っている。
五ツ星お米マイスター/米・食味鑑定士。

日本料理一凛 店主 橋本 幹造



京都と東京の名店にて経験を積み2007年に「日本料理 一凛」を開業。2009年にミシュランひとつ星、2012年にはふたつ星を獲得。旨い料理はもちろんのこと、それを支える文化や習わしまでも料理や空間に生かし、食の五感で楽しめるもてなしを提供してくれる。巧みな技から生まれる味わいとともに、その温かな人柄に惹かれて訪れるファンも多い。NHKをはじめとするメディア出演やイベント出演、調理道具の監修など、多方面で活躍の場を広げている。

一般社団法人 東洋美食薬膳協会 代表理事 谷口 ももよ


「美味しく楽しく美しく」を何より大切に、わかりにくいといわれる薬膳をより一人でも多くの方に伝えることを使命とし、身近な食材で簡単で美味しい薬膳レシピを提唱。薬膳を通じて伝統医学や伝統食文化を伝える人材育成活動を全国で展開。レシピ本のアカデミー賞といわれるグルマン世界料理本大賞グランプリ2度受賞、世界で日本の薬膳が認められ、世界にも名をとどろかせる。メディア出演、著書も多数発刊。国際中医師/医療登録販売者

お米ライター、米・食味鑑定士 柏木 智帆


大学卒業後、神奈川新聞の記者を経て福島県の米農家に嫁ぐ。年間200種類以上のお米を試食しながら、米文化の再興とお米の消費アップをライフワークに、執筆、ワークショップ、講演などお米の魅力を伝える活動を精力的に行っている。現在、こども園に通う娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。「お米ライターが探る世界と日本のコメ事情」(Forbes Japan)、「農家に嫁いだコメ好きライター日記」(時事通信社Agrio)、SMART AGRI等に連載中。


審査基準にデータは使わず、すべて官能審査


本グランプリでは、食味計や味度計など機械審査は一切行わず、予選から全て土鍋で炊いた米を実際に食し、すべて官能審査にて米を評価。​​審査は下記5項目に加え、審査員ごとに「玄米の扱いやすさ」「トータルバランス」など加点項目を設定している。


第一回 玄米限定・土鍋炊飯食味グランプリ「玄米王2023」の結果はこちら

玄米限定・土鍋炊飯食味グランプリ「玄米王2023」受賞者と審査員/会場:日本料理一凛(神楽坂)

「玄米王2024」概要
今年いちばん旨い玄米「玄米王」決定戦


● 主催:株式会社Replow
● 実行委員長:小野寺 理騎(株式会社Replow 代表取締役、五ツ星お米マイスターProf.、米・食味鑑定士)
● 協力:橋本 幹造(日本料理一凛 店主)、谷口 ももよ(一般社団法人 東洋美食薬膳協会 代表理事)、柏木 智帆(お米ライター、米・食味鑑定士)
● 協賛:株式会社華月、有限会社白神山美水館
● 後援:農林水産省
● 公式サイト: https://www.replow.net/brownriceking
● 応募資格:全国のお米生産者、有機JAS米または自然栽培米であること
※有機JAS転換中および自然栽培での作付け2年未満は出品不可
※化成肥料含有の育苗培土を使用している場合は出品不可
● エントリー数:先着50点限定
● エントリー料:1点あたり1万2000円 ※1団体1名かつ最大2点まで
● エントリー期間:2024年6月3日(月)〜8月30日(金)
※公式サイト内の申込みフォームにて受付
● 最終審査会および表彰式:2025年1月19日


株式会社Replow
https://www.replow.net/

SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
パックごはん定期便