ごはんを少量炊くときのおすすめの方法は? フライパンやレンジを使ったおいしい炊き方も

管理栄養士の大槻万須美です。

少しだけごはんを炊きたい。そんなときはどうしていますか?

ストックの冷凍ごはんやパックごはんを切らしてしまった、お弁当用に1食分だけ炊きたいなど、炊飯器で少量だけ炊いて、「なんかいつもと違うな……」と思うこともあるかもしれません。

今回は、少しだけごはんを炊きたいときのおすすめの方法をご紹介します。

ごはんが少量炊きでおいしくない理由とは?



一般的な炊飯器は「容量の7~8割のお米を炊いたときが一番おいしい」といわれています。

炊飯の容量いっぱいまで炊いてしまうと、加熱の工程で釜の中にゆとりがなく、お米本来のおいしさが十分に引き出せないそうです。

例えば5.5合炊きの炊飯器であれば3.5~4合くらいがおいしく炊ける量ということになります。

逆にそれよりも少量(炊飯器の容量の半分以下)を炊くと、炊きムラやべたつき、焦げつきなどができやすくなるといいます。

原因としては、

・お米に熱が伝わりやすく加熱しすぎになる
・内釜内の上部空間が広くなり、蒸らし中にごはんが冷めやすい

などが挙げられています。

そのため、炊飯器に関しては、「大は小を兼ねる」とはいえないようです。

少しだけ炊きたいときはどうする?


それでは、少量だけごはんをおいしく炊きたいときにはどうすればよいでしょうか。

3つのおすすめの方法をご紹介します。

1. 炊飯器の少量設定機能を使う



炊飯器の種類によっては、「少量コース」の設定ができるものがあります。

炊飯量を自動判定してお米の量に合わせて火力を細かく調整し、難しいとされる少量炊飯でもムラなく対流を起こす機能が充実しているものや、スチームとヒーターで高温をキープし加熱のしすぎや蒸らしの不十分にうまく対応できるような機種が開発されています。

ご家庭の炊飯器にこのような機能がついていない場合は、炊飯器を買い替えるタイミングで選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

2. 電子レンジで炊く



少量炊きができる電子レンジ用炊飯器は100円ショップやホームセンターなどでも販売されており、さまざまなグレードのものがあります。

100円ショップのグッズを例にすると、お米を洗って30分浸水した後、電子レンジで【600Wで5分→200~300Wで12分 もしくは500Wで6分→200~300Wで12分】の加熱後、さっと混ぜてからふたをして10分蒸らして出来上がります。

浸水後30分ほどでごはんが炊け、便利グッズとして人気を集めています。

▼実際に使ってみた記事はこちら
100均の電子レンジ炊飯器でお米はおいしく炊けるのか? 炊き込みご飯やおかゆレシピも紹介

3. フライパン炊飯



少量炊きに意外と向いているのが蓋つきのテフロン加工のフライパンを使った「フライパン炊飯」です。

加熱ムラができにくいことと、テフロン加工がほどこされているためこげにくく、少量でも簡単に素早く炊飯ができますよ。

重要なのが、「蓋つきである」ということ。蓋がないとあっという間に水分が蒸発するとともに、圧力がうまくかからず上手に炊けません。

蓋に穴があるものは、菜箸をさしこんだりアルミホイルなどで穴をふさいでおいたりすると良いでしょう。

<フライパン炊飯の手順>

1.お米を洗ってざるで水を切る

2.お米をフライパンに入れ、1合あたり220~250cc(米に対して水1.2~1.5倍程度。フライパンの直径が大きいほど蒸発しやすくなるため、水加減は多めに設定します)の水を加えて30分~1時間浸水する

3.蓋をして中火にかけ沸騰させる。ふきこぼれないように注意しながら水分がなくなるまで弱火で10分ほど加熱。蓋を開けて全体をさっと混ぜ、食べてみてやわらかくなっていれば火を消す。芯があれば水を少量足して弱火で追加加熱する

4.蓋をして10分蒸らす

5.全体を切るように混ぜる

※フライパンの大きさや素材の違い、火力などによって加熱時間や水分量に差が出ることがあります。

いずれの方法も、浸水時間を夏場30分冬場1時間とること、10分蒸らすことを忘れないようにしましょう。

生活環境や家族構成などで普段はそれほど多くのごはんを炊かなくても、来客時や、炊き込みごはん、お寿司、丼メニューやカレーライスなど、料理によっては炊飯量が必要になることもあり、炊飯器を大きめのものにしているご家庭もあるのではないでしょうか。

少量だけごはんがほしいとき、以上のような方法もぜひお試しください。


▼こちらの記事もチェック!
「炊飯」と「パックご飯」は結局どっちがいいの? メリットとデメリット
ごはんソムリエが教える炊飯器の選び方! サイズや種類のおすすめは?


東芝ライフスタイル株式会社「ごはんを少量で炊くとおいしくないってホント?」
https://content.toshiba-lifestyle.com/jp/iolife/28ad78dc460284ac170d583546d0df46d53fe287/
株式会社日立製作所「少しの量でもふっくらおいしく仕上がる少量炊飯をおすすめします」
https://kadenfan.hitachi.co.jp/my/mail/season_05_kitchen.html

大槻万須美
管理栄養士・フードスタイリスト。楽しく食べて健康に。食の大切さを伝えるため、料理教室、バレエダンサーやアスリートのパーソナル栄養サポート、レシピ・コラムの提供など幅広く活動。子どもの頃の毎年の米作り経験から、身近な食体験の重要性についても実感し、おとなと子どもの食育サポートにも力を注いでいる。


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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    加藤拓
    筑波大学大学院生命環境科学研究科にて博士課程を修了。在学時、火山噴火後に徐々に森が形成されていくにつれて土壌がどうやってできてくるのかについて研究し、修了後は茨城県農業総合センター農業研究所、帯広畜産大学での研究を経て、神戸大学、東京農業大学へ。農業を行う上で土壌をいかに科学的根拠に基づいて持続的に利用できるかに関心を持って研究を行っている。
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    大槻万須美
    管理栄養士・フードスタイリスト。楽しく食べて健康に。食の大切さを伝えるため、料理教室、バレエダンサーやアスリートのパーソナル栄養サポート、レシピ・コラムの提供など幅広く活動。子どもの頃の毎年の米作り経験から、身近な食体験の重要性についても実感し、おとなと子どもの食育サポートにも力を注いでいる。
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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