農研機構のYouTube「NAROチャンネル」で鹿児島県の「スマート茶業」が紹介

農研機構は、全国各地で展開する「スマート農業実証プロジェクト」の様子を紹介するYouTubeチャンネル「NAROチャンネル」で、鹿児島県の「スマート茶業」に関する動画を公開した。

同機構では、各地で行われているスマート農業実証の動画を制作し、今後も順次公開していく予定だ。


農研機構は農林水産省と共同で、ロボット、AI、ICT等の先端技術を活用したスマート農業による生産性向上、省力化、所得向上を目指した「スマート農業実証プロジェクト」を実施している。同取り組みは水田作、畑作、露地野菜、果樹、畜産を対象に2019年4月にスタート。現在では全国69地区の実証農場で取り組みが進められている。

現場で稼働するロボット摘採機やスマート散水装置を収録


第一弾となる今回の動画では、鹿児島県の堀口製茶有限会社のロボット摘採機やスマート散水装置などを使用した作業の様子が公開された。

実証課題名は 「IoT技術・ロボット化技術を活用した大規模スマート茶業一貫体系の実証」で、スマート散水装置の活用による水管理技術の確立や、ロボットによる茶園管理、各種情報管理システム技術の確立などを取材している。堀口製茶は「高齢化と労働力不足が深刻な茶産業の維持を目的に、新しい茶業の形を目指している」と語った。



農研機構
http://www.naro.affrc.go.jp/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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