東京で話題の「ドライブスルー八百屋」が全国に拡大 GW中も予約販売実施中

外食向けに青果の卸業を営む株式会社大国フーズは、2020年4月25日(土)から株式会社フードサプライと協力し、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、接触を極力なくした安心・安全な「ドライブスルー八百屋」のサービスを開始している。

ドライブスルーで人の接触を最小限に抑えた形で商品を購入でき、新型コロナウイルスの影響により余剰となった野菜をお得に詰め合わせた「もったいない野菜セット」を販売。ネットから事前に予約のうえで、各地の販売所で受け取る仕組みだ。


新型コロナウイルスの影響で外食産業の売上が激減する中、飲食店向けに青果を栽培する全国の契約産地でも商品が余り、このままでは多くの野菜が廃棄となってしまう危機的状況を迎えている。それらの野菜をお得に詰め合わせ、お客様に安全安心な方法でお届けたいとの想い、そして全国で苦しむ生産者の方々を、全国の流通業者で支える「支援の輪」を作りたいと、大國フーズとフードサプライが協力して実施している。

当初は東京都大田区、千葉県野田市のみで開催していたが、地域の活性化、ニーズが全国各地にあること、そして契約産地の方々が丹精込めて育てられた野菜が廃棄になってしまうという危機的状況を救いたいという想いから、全国に拡大。5月1日時点で、東京都大田区、千葉県野田市のほか、北海道札幌市、静岡市、東京都国立市、大阪市、福岡県筑後市にて展開。さらに5月2日から横浜市、埼玉県川口市、5月7日からは名古屋市、静岡県伊豆の国市、5月9日から山梨県甲府市と、続々オープンしている。



商品は、車で来店するとドライブスルーの要領で、下車することなくトランクにスタッフが積み込んでくれる。待ち時間がほとんどなく、人との接触も極力避けられる。

「スーパーマーケットでの購入は接触が不安だ」「ネットの注文は送料がかかるのでどうしても割高な上、現在は注文が集中しておりすぐに届かない」といった人でも安心して利用できると、ニュースなどでも取り上げられている。

販売しているのは、飲食店への青果卸売を行う当社の目利きで選んだ、新鮮な野菜を詰め込んだ「もったいない野菜セット」。5000円(税込)でお米、玉子などを含んだ野菜セットと、3500円(税込)のお米なしのセットの2種類。当日販売もあるが、売り切れ次第終了となることや、近隣にクルマの列ができてしまうことなどから、「ドライブスルー八百屋」のホームページよりメールにて事前に予約するようにしよう。

ドライブスルー八百屋 概要


もったいない野菜セット 5,000円(税込)

国産米5kg、玉子(香川県)、春キャベツ(福島県)、新玉ねぎ(長崎県)、新じゃがいも(長崎県)、新人参(徳島県)、きゅうり(宮崎県)、大根(鹿児島県)、レタス(兵庫県)、グリーンリーフ(福岡県)、小松菜(福岡県)、ミニトマト(熊本県)、ぶなしめじ(長野県)、まいたけ(長野県)、長いも(青森県)、リンゴ(青森県)、バナナ(エクアドル)、イチゴ(福岡県)
※内容、産地は一例、当日の入荷状況などにより変更になる可能性あり。

販売日時

4月25日(土)10時より販売開始、以降毎週火、木、土で販売予定

引き渡し場所

株式会社大国フーズ
大阪市生野区田島6丁目14番19号
当日引き渡し場所へお越し頂きましたら弊社スタッフがご案内いたします。

購入方法

購入時現金のみの対応。
売切れ次第終了となるため、メールにて事前予約のこと。

予約専用フォーム:http://www.foodsupply.co.jp/drivethrough/
予約専用メールアドレス:drive-through@foodsupply.co.jp


ドライブスルー八百屋ホームページ
http://www.foodsupply.co.jp/drivethrough/
株式会社大国フーズ
http://www.daikokufoods.co.jp
株式会社フードサプライ
http://www.foodsupply.co.jp/

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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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