農業の仕事検索が急増、Indeedがコロナ禍の求人・仕事検索動向を調査
求人検索エンジン「Indeed」の日本法人であるIndeed Japan株式会社が、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための対策が進む中で、需要が高まっているエッセンシャルワーカーの仕事動向を調査。
エッセンシャルワーカーとは、人々が社会生活を営む上で欠かせない、生活インフラや社会インフラを維持する仕事に従事している人々を指す。
今回は、2019年1月1日~2020年5月12日を対象とした、求人動向や仕事検索推移に関する調査結果を紹介していく。
一方で仕事検索の状況を見ると、特に4月以降大きく伸びており、4月には昨年対比64.5%増、5月には81.4%増となった。
仕事検索割合では、特に「配達・デリバリー」関連の検索が4月以降大きく伸びている。昨年対比で3月には19.1%増であったが、4月には79.9%増、5月には96.5%増と大幅に急増。
一方求人検索はというと、4月以降の大きな伸びは見られなかった。特に医療・福祉分野においては人手不足の状況が広がっていることが示唆されているという。
仕事検索割合は、3業種とも3月から4月にかけて大きく伸びており、特に「スーパーマーケット」の伸長は顕著で、4月には昨年対比133.2%増となった。
新型コロナウィルスの影響で大きく環境が変わり、社会にとって本当に必要な仕事とは何かが浮き彫りになった今、低賃金で働く者が多いエッセンシャルワーカーの処遇改善などについても、改めて考えなおすきっかけにできたらいいのではないだろうか。
Indeed Japan株式会社
https://jp.indeed.com
エッセンシャルワーカーとは、人々が社会生活を営む上で欠かせない、生活インフラや社会インフラを維持する仕事に従事している人々を指す。
今回は、2019年1月1日~2020年5月12日を対象とした、求人動向や仕事検索推移に関する調査結果を紹介していく。
農業関連の求人・仕事検索推移
まずは農業に関する調査結果を紹介していこう。求人の状況を確認すると、1月2月は昨年対比でマイナスであったが、3月以降プラスに転じ、4月には昨年対比18.9%増という結果に。一方で仕事検索の状況を見ると、特に4月以降大きく伸びており、4月には昨年対比64.5%増、5月には81.4%増となった。
物流関連の求人・仕事検索推移
配達・倉庫など物流に関連した仕事の状況を確認すると、「トラックドライバー」の求人割合が3月から増加していることがわかった。昨年対比で4月には14.8%増、5月には28.9%増になっているという。仕事検索割合では、特に「配達・デリバリー」関連の検索が4月以降大きく伸びている。昨年対比で3月には19.1%増であったが、4月には79.9%増、5月には96.5%増と大幅に急増。
医療関連の求人・仕事検索推移
医療や福祉に関連した仕事では、今回調査した看護、薬剤師、介護、の3職種とも求人割合は昨年対比で上がっており、その動きは4月以降さらに拡大。一方求人検索はというと、4月以降の大きな伸びは見られなかった。特に医療・福祉分野においては人手不足の状況が広がっていることが示唆されているという。
小売・販売関連求人・仕事検索推移
小売・販売関連の求人に関してはドラッグストアの需要が最も高まっているという。昨年対比で4月には48.5%増、5月には63.2%増に。仕事検索割合は、3業種とも3月から4月にかけて大きく伸びており、特に「スーパーマーケット」の伸長は顕著で、4月には昨年対比133.2%増となった。
仕事の需要と供給が大きく変化
今回の調査では農業の仕事検索が4月以降急激に増加していることがわかった。また、医療関連についての求人推移は4月以降急増し、人手不足が広がっていることも明らかに。新型コロナウィルスの影響で大きく環境が変わり、社会にとって本当に必要な仕事とは何かが浮き彫りになった今、低賃金で働く者が多いエッセンシャルワーカーの処遇改善などについても、改めて考えなおすきっかけにできたらいいのではないだろうか。
Indeed Japan株式会社
https://jp.indeed.com
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