水耕栽培で自給自足入門 書籍「コップひとつからはじめる 自給自足の野菜づくり百科」発売

内外出版社より、実用書籍『コップひとつからはじめる 自給自足の野菜づくり百科』が5月2日に発売された。


著者は、奈良市で家族5人分のお米と野菜を作り、自給自足生活を実践している、はたあきひろ氏。大手住宅メーカーの研究所や本社に23年間勤めた後、独立。現在は人と人、人と自然のつながりを大切にし、毎日丁寧に暮らすことを提案する『庭暮らし研究所』の代表を務めている。また、NHK総合テレビ『ぐるっと関西おひるまえ』では、野菜づくり講師として出演。NHK出版ウエブ『みんなの趣味の園芸』ではブログも発信し、著書に『現役サラリーマンの自給自足大作戦』(家の光協会)がある。

「自給自足」というと、山間の自然豊かな環境の中、人家もまばらでスーパーやコンビニまでは車で30分以上といった田舎をイメージしがちだが、
はた氏は著書の中で、「じつは自給自足的な暮らしは、都会で暮らしながらも実現することができますよ、いえ、むしろ、生活するのに便利な街だからこそ、実現可能なのです」と語る。

「この本には農家出身でもない私が、マンションの10階で、プランターひとつでネギ栽培から始めた自給自足ノウハウをイラスト入りでわかりやすく解説しています。 ですから農業や園芸の知識がない人でも、自給自足に向けた暮らしを今日からスタートすることができます。『お味噌汁やラーメンに使う細ネギだけでも自給してみよう!』と考えるだけでもワクワクしてきませんか」とはた氏。

本書では、レッスン形式で、ひとつずつステップアップしていくと、野菜づくりのノウハウを手にすることができ、自給自足的な暮らしが実現できるという、画期的な実用書になっている。

その入門として、まったく野菜づくりの経験がない人に向けて、コップで育てるネギの水耕栽培からスタート。そのほかにも、自給自足に向いている30種類の野菜を紹介している。


「まずはマンションやオフィスなどの室内でもできる超カンタンなネギの水耕栽培です。水耕栽培だからプランターや土を購入する必要もありませんよ」
「野菜づくりが初めての方は、野菜の生命力を感じてみてください。一度この生命力を実感すると、今後の野菜のお世話が楽になります。ぜひチャレンジしてみてください。小さな成功体験が自給自足の原動力となりますよ!」

野菜づくり=自給自足的な暮らしをはじめてみたいと考えている方に最適な1冊だ。

<参考URL>
コップひとつからはじめる 自給自足の野菜づくり百科(内外出版社)
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
パックごはん定期便