成田ゆめ牧場、畜産と農業をつなぐ「循環型耕畜連携スパイラルモデル」を実証開始

牛糞など有機物に含まれる微生物を活用して農作物本来のおいしさを育む「八百結び農法(やおむすびのうほう)」の企画・開発を手がける株式会社ユナイテッドスマイルズは、天然有機堆肥「八百結びの堆肥」の商品化に向けたプロジェクトを千葉県成田市の成田ゆめ牧場で開始する。


循環型耕畜連携スパイラルモデルを検証


「八百結びの堆肥」は、家畜の糞尿を発酵活性化して開発した実証実験用の天然有機堆肥。
独自の天然バイオスティミュラント「三方結水」を利用して発酵を促すのが特長で、立命館大学SOFIX農業推進機構と共同で実施した実証実験では総微生物量が約5か月で2.5~3.6倍に増加(1g当たり30億個以上)するなど、土壌微生物の活性化に役立つ大きな効果が確認できたという。

今回のプロジェクトでは、約9万坪の敷地面積と最新鋭の畜産施設を誇る成田ゆめ牧場に「八百結びの堆肥」専用の製造プラントを建設。「三方結水」を利用して発酵させた「八百結びの培養水」を家畜の飼料に使用して、腸内微生物環境の活性化、糞尿の良質化、臭気対策を進めながら、循環型耕畜連携スパイラルモデルの検証を実施していく。


同社は今回のプロジェクトを通じ、「みどりの食料システム戦略」が掲げる「土壌微生物機能の完全解明とフル活用による減農薬・肥料栽培の拡大」・「耕畜連携による環境負荷軽減技術の導入」・「バイオスティミュラントを活用した革新的作物保護技術の開発」の3つに貢献したい考えだ。


八百結び農法
https://www.yaomusubi.com/
成田ゆめ牧場
https://www.yumebokujo.com/
株式会社ユナイテッドスマイルズ
https://unitedsmiles.jp/
SHARE

最新の記事をFacebook・メールで
簡単に読むことが出来ます。

RANKING

WRITER LIST

  1. 槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  2. 田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  3. さわちん
    2児の父。あるきっかけにより農業のイメージを変えたいと考え、16年間のサラリーマン生活にピリオドを打つことを決意。2020年春、家族で田舎に移住し、新規就農を目指す。自身が「移住×就農のモデルケース」となるために、いろんな方面へ向けて奮闘中。
  4. 福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  5. 窪田新之助
    農業ジャーナリスト。福岡県生まれ。日本経済新聞社が主催する農業とテクノロジーをテーマにしたグローバルイベント「AG/SUM(アグサム)」プロジェクトアドバイザー、ロボットビジネスを支援するNPO法人Robizyアドバイザー。著書に『日本発「ロボットAI農業」の凄い未来』『GDP 4%の日本農業は自動車産業を超える』(いずれも講談社)など。