東京農大と法政大学国際高校、植物工場と昆虫食をテーマにした取り組みで連携

東京農業大学・バイオロボティクス研究室と法政大学国際高等学校は共同で、植物工場と昆虫食をテーマにした高大連携の教育プロジェクトを開始した。

植物工場での栽培実験や昆虫食の開発を進める


今回の取り組みは、植物工場や昆虫食に関する学びを通じて、調査・解析・提案・作製・プレゼンテーション・評価など、研究者や企画者に必要な素養を身に付ける探求型の学習プログラムである。

内容は以下の通りだ。

・スマート植物工場
東京農業大学・バイオロボティクス研究室の学生が構築したスマート植物工場を法政大学国際高校の学生が遠隔から管理する。

・昆虫アグリテック
法政大学国際高校の学生が企画した昆虫食のアイデアを、東京農業大学・バイオロボティクス研究室発のアグリテックベンチャーである株式会社うつせみテクノが具体化する。

2022年3月17日に実施されたキックオフミーティング(オンライン)
ミーティングの様子

東京農業大学・バイオロボティクス研究室にあるスマート植物工場

2022年4月21日に開催された高校生向けの説明会(東京農業大学)
全体説明

スマート植物工場を見学する様子。

うつせみテクノの担当者から昆虫食の説明を受ける様子。

2022年5月19日には、東京農業大学の学生が法政大学国際高校を訪問する予定とのこと。


東京農業大学・バイオロボティクス研究室
https://www.nodai.ac.jp/academics/reg/eng/lab/1107/
法政大学国際高等学校
https://kokusai-high.ws.hosei.ac.jp/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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