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小田急電鉄と座間市、生ゴミを堆肥化して地域で活用するプロジェクトをスタート

2022.7.15 SMART AGRI編集部

小田急電鉄株式会社、神奈川県座間市、農林水産省の3者は共同で、家庭で排出された生ごみを堆肥化して農作物の肥料に再利用する「WOOMS Activation フードサイクルプロジェクト」を2022年7月24日から開始する。

「LFCコンポスト」を無償で貸与

「WOOMS Activation フードサイクルプロジェクト」は、テクノロジーを活用してゴミ収集業務の効率化と資源循環を支援するウェイストマネジメント事業「WOOMS」を展開する小田急電鉄と座間市が、農林水産省農村振興局の農山漁村振興交付金（都市農業機能発揮対策）を活用して、焼却ごみの削減や都市農業の振興に取り組む農鉄連携のプロジェクトである。

プロジェクトのイメージ（座間市内で展開するポスターの一部を抜粋）

プロジェクトでは、ローカルフードサイクリング株式会社協力の下、座間市内300世帯の家庭を対象に、生ごみを堆肥化するバッグ型のコンポスト「LFCコンポスト」を無償で貸与して家庭から排出される生ゴミを堆肥化。

「LFCコンポスト」

その後、ごみ集積所に集まった「LFCコンポスト」を「WOOMS」のソリューションを活用して効率的に回収した後、第三者機関による品質調査を経て、市内の農家や市民農園に届ける。

なお、2023年度には新たに300世帯を対象に「LFCコンポスト」を貸与する予定で、2024年3月末までに計600世帯から出る約20トンの生ごみを約2トンの堆肥に再生する計画とのこと。

3者は今回のプロジェクトを通じ、家庭の生ごみを堆肥化して農作物に生まれ変わせる新たな循環モデルを構築したい考えだ。

小田急電鉄株式会社
https://www.odakyu.jp/
座間市
https://www.city.zama.kanagawa.jp/
農林水産省「農山漁村振興交付金」
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/shinko_kouhukin.html