SHARE THE LOVE for JAPAN、肥料も農薬も使わない米作りの実践者・村田光貴氏の実践を紹介

「SHARE THE LOVE for JAPAN」は、運営するウェブサイト内ページ『革新者に学ぶ』において、「村田光貴に学ぶ、代掻きは除草。草に負けない米づくり」を公開した。

「SHARE THE LOVE for JAPAN」とは?

「SHARE THE LOVE for JAPAN」 は株式会社トゥルースピリットタバコカンパニーが支援するウェブサイトで、「大地にやさしい農業」を志す全国の農家を対象に、新規就農者や熟練でありながらも強い意志で持続可能な農業に挑み続ける生産者を応援・支援するプロジェクトだ。

同プロジェクトでは、参加する農家の成長と発展を目的に全国にネットワークを広げ、さまざまな意見交換と相互支援を行っている。

2019年5月にサイト内に開設した『革新者に学ぶ』では、「イノベーターに学ぶ“半歩先の等身大の農業”」をテーマに、就農から日の浅い農家たちが有機農業界の革新者を訪ね、自立と成長のためのヒントを得る様子を紹介。

今回の「村田光貴に学ぶ、代掻きは除草。草に負けない米づくり」では、大分県国東半島在住の村田光貴氏による「農薬も肥料も使用しない自然栽培の米づくり」の知恵や技術を伝える取り組みを知ることができる。

『革新者に学ぶ』第2弾
~村田光貴に学ぶ、代掻きは除草。草に負けない米作り~


村田光貴(むらた・こうき)氏は、自身が食物アレルギーに苦しんだ経験を元に「誰もが制限なく食べられる食品」をつくるべく、高校卒業後、岩手県の陸前高田市で農業を始めた。

同氏は就農以来、有機農法による野菜や果樹の栽培をしていたが、2011年3月の東日本大震災での被災をうけ大分県国東市に移住。自然栽培での米づくりへの挑戦をスタートさせた。

現在は、夫婦で12ha(ヘクタール)もの田んぼを手がけ、米と温泉水だけでつくったお米の麺や、シリアルやマカロニなどの加工品の企画・開発にも取り組んでいる。

また村田氏は「SHARE THE LOVE for JAPAN」には震災後の立ち上げ時から参加しており、そのユニークな栽培や経営方法はまさに「革新者」に相応しい。

村田光貴氏と「SHARE THE LOVE for JAPAN」で学ぶ米農家の人達

今回の『革新者に学ぶ』では、同じ活動に参加する米農家へ、自らの創意工夫から得られた知見を惜しみなく披露している。

今後も「SHARE THE LOVE for JAPAN」では、「大地にやさしい農業」を志す新規就農者や成長と発展を目指す農家を支援、広く情報を公開していく考えだ。

<参考リンク>
株式会社トゥルースピリットタバコカンパニー
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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