2022年度産の新米「スマート米」の販売が開始 資材高騰の中で減農薬・減肥料も実現

株式会社オプティムは、「スマート米2023」(2022年度産新米)を、オプティムが運営するオンラインストア「スマートアグリフード」(愛称:スマ直)や「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」「STOREE SAISON(ストーリーセゾン)」にて販売を開始する。


2022年度産の「スマート米」新米ラインナップ


「スマート米2023」は、新潟県産こしいぶきから販売がスタート。その他の商品は、残留農薬検査の結果を受けて順次販売される予定だ。

※販売時期は予定であり、天候・交通状況等によって前後する可能性あり
※2022年11月8日時点、残留農薬検査不検出見込み(検査中)


残留農薬検査によりあんしん・安全を目に見えるかたちで証明


「スマート米2023」は、オプティムが自社で開発したAI・IoTドローンを活用したスマート農業ソリューションを用いて栽培された、あんしん・安全なお米のブランド。2022年産(令和4年産)では、「残留農薬不検出」の減農薬ブランド商品を例年以上に拡充し、新たに山形県「はえぬき」を追加し、11商品(7地域10品種)となった。

「残留農薬不検出」については、栽培生産者・品種ごとに第三者機関にて化学的な分析機器を用いて検査を実施。「不検出」と証明された商品にのみ「残留農薬不検出」と明記し販売している。通常の米の流通ではこのような検査までは行っていないが、信頼性と安全性を証明することで、オプティムが掲げる「あんしん・安全」のブランディングにもなっている。


スマート農業技術で、生産力向上、環境負荷の軽減、付加価値アップに


2022年は、さまざまな社会情勢に起因する生産資材高騰に伴い、生産者の栽培コストが増加する懸念があった。その解決策として、オプティムのピンポイント農薬散布/施肥テクノロジーを中心としたAI解析やドローン技術を用いて、生育状態に応じた適正な営農支援を中心に、農薬/肥料の削減を目指しながら、同時に品質向上も試みてきたという。

具体的には、契約圃場の空撮を通し、圃場ごとの雑草繁茂状況、稲の生育状況を解析し、農薬散布および、追肥判断や生育阻害要因などを特定した。これにより、営農・生産体制の安定化を図り、「スマート米」を通して地域の持続可能な生産体制の構築を目指している。

また、農薬削減の取り組みについては、解析手法を改善したことにより精度がさらに向上。データに基づいた施肥/農薬散布を行うことで削減幅も拡大しているという。


オプティムのスマート農業ソリューション


ピンポイント農薬散布・施肥テクノロジー


「ピンポイント農薬散布・施肥テクノロジー」は、オプティムが提唱するAI・IoTやドローンを活用した新しい栽培方法。生育管理にドローンを活用し、AIによって病害虫が検知された箇所のみにドローンを用いて、ピンポイントで農薬散布、また作物の葉色を診断することで追肥が必要な箇所を特定し、ドローンを用いて局所施肥を行う技術。

特許として権利化しており(第6326009号)、本技術を用いた栽培は、オプティムのみが実施できる手法となっている。

「ピンポイント農薬散布・施肥テクノロジー」の詳細
https://www.optim.co.jp/news-detail/40358

参考事例:
自動飛行ドローンによる水稲直播 × AI解析ピンポイント農薬散布に世界で初めて成功!【石川県×オプティムの取り組み 前編】
https://smartagri-jp.com/smartagri/1049
ドローン&AIによる新技術「ピンポイント施肥」の成果とは?
https://smartagri-jp.com/smartagri/1795


適期作業支援アプリ


適期作業支援アプリとは、生育予測に基づいた適期農作業をレコメンド(推奨)する営農支援アプリのこと。

品種や移植日などの情報を登録するだけで、生育予測情報や適期農作業情報などのレコメンド情報が受け取れるため、適期防除や適期農作業など日々の農作業を決定する上での支援アプリとして活用できる。

参考事例:
大規模・多品種米栽培では「適期作業支援アプリ」が必須になる 〜丹波篠山・アグリヘルシーファーム
https://smartagri-jp.com/smartagri/3327
農家の知見をスマート農業で実現する「ピンポイントタイム散布サービス」とは
https://smartagri-jp.com/smartagri/3886


ドローン打込条播技術


ドローン打込条播技術とは、ドローンを用いて種籾を直接水田に打込播種(はしゅ)する技術。

従来の移植と比較して育苗にかかる労力・コストの削減ができ、条播での均一播種により無人ヘリ、ドローンによる散播で課題となる鳥害リスクの回避や苗立ちの均一性を実現し、収穫量・品質向上を目指している。

参考記事:
新潟県関川村とオプティム、「自動飛行ドローンによる打込み条播」の実証を公開
https://smartagri-jp.com/smartagri/4521
ドローン自動飛行&播種で打込条播! アシスト二十一&オプティムが挑む新栽培技術の現状
https://smartagri-jp.com/smartagri/3000


スマートアグリフード(愛称:スマ直)
https://smartagri-jp.com/smartagrifood
Amazon「スマート米」販売ページ
https://www.amazon.co.jp/s?marketplaceID=A1VC38T7YXB528&me=A1WJXA4B8QIVEA&merchant=A1WJXA4B8QIVEA
Yahoo!ショッピング販売ページ
https://store.shopping.yahoo.co.jp/smartagrifoods/?sc_i=shp_pc_rcmd_selectItem_str
楽天市場「スマート米」販売ページ
https://www.rakuten.co.jp/smartagrifood/
STOREE SAISON(ストーリーセゾン)「スマート米」販売ページ
https://storee.saisoncard.co.jp/shop/h/hAA0146/

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WRITER LIST

  1. 槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  2. 田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  3. さわちん
    2児の父。あるきっかけにより農業のイメージを変えたいと考え、16年間のサラリーマン生活にピリオドを打つことを決意。2020年春、家族で田舎に移住し、新規就農を目指す。自身が「移住×就農のモデルケース」となるために、いろんな方面へ向けて奮闘中。
  4. 福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  5. 窪田新之助
    農業ジャーナリスト。福岡県生まれ。日本経済新聞社が主催する農業とテクノロジーをテーマにしたグローバルイベント「AG/SUM(アグサム)」プロジェクトアドバイザー、ロボットビジネスを支援するNPO法人Robizyアドバイザー。著書に『日本発「ロボットAI農業」の凄い未来』『GDP 4%の日本農業は自動車産業を超える』(いずれも講談社)など。