発酵をテーマにした「第3回NARO食と健康の国際シンポジウム」が4月16日にオンライン開催

農研機構は、世界的に関心が高まる「発酵」をテーマに「第3回NARO食と健康の国際シンポジウム FERMENTATION(発酵) - Technology and Health-」を2024年4月16日(火)にオンラインで開催する。参加費は無料。


発酵の最新研究成果について紹介


日本人の伝統的な食文化である「和食」は、健康的でおいしい食事として世界から認知されており、味噌や醤油などの調味料をはじめとする多くの発酵食品で構成されている。また、海外においても、独自の発酵食品が地域の食文化を彩っていることから、発酵は食を構成する重要な要素となっているという。

今回開催されるシンポジウムは、発酵食品の健康調節機能や付加価値、乳酸菌の多様性、発酵フードテック、発酵による未利用資源のアップサイクルなど、発酵の最新研究成果について紹介するというもの。

食品産業イノベーションの可能性について、講演者による国際的な視点からの討論も行われる。

プログラム詳細は以下の通りだ。

 

1.開会式|13:00~13:15

2.基調講演|13:15~13:55 

(1)「Sustainable futuristic healthy society realized through AI-assisted nutritional habits(AIと相談する食生活で実現する持続可能な未来型健康社会)」
Dr. HAYASHI Nobuhiro, Vice president for international affairs
Professor, School of Life Science and Technology, Tokyo Institute of Technology
(2)「Research projects on the future fermentation (TBD)(未来の発酵研究プロジェクト)※調整中」
Dr. Nadege Adouard, National Research Institute for Agriculture, Food and Environment, INRAE, France

3.講演|14:05~15:30「Fermentation and Health Functions(発酵と健康)」

【Health Regulatory Function of Ferments (発酵食品の健康調節機能)】
セッションリーダー:Dr. KOBORI Masuko, Manager, Division of Food Function Research, Institute of Food Research (NFRI), NARO,
(1)「 Metabolites and its functions of fermenting microorganisms(発酵微生物の代謝産物とその機能)」
Dr. HAGI Tatsuro, Principal Scientist, NFRI, NARO
(2)「Exploring Traditional Fermented Foods in Thailand and Their Health Benefits(タイの伝統的な発酵食品とその健康機能の探索)」
Dr. Massalin Nakphaichit, Associate Professor, Specialized Research Unit: Probiotics and Prebiotics for Health,Faculty of Agro-Industry, Kasetsart University, Bangkok, Thialand
【Lecture Value of Food Created by Fermentation(発酵が生み出す食品の付加価値)】
(3)「Structural variation of starch affecting the physical properties and digestibility of starch-based food ingredients (TBD)(澱粉系素材の物性および消化性に影響を及ぼす澱粉構造の多様性)」
Dr. MATSUKI Junko, Principal Scientist, NFRI, NARO
(4)「High amylose wheat foods: effects on in vitro starch digestion and gut fermentation(試験管内における高アミロースコムギ食品澱粉消化と腸内発酵へ与える効果)」
Prof. MIKE Gidley, Centre for Nutrition and Food Sciences, The University of Queensland, Brisbane, Australia
【ディスカッション】

4.講演2|15:45~17:25「Lecture Sesssion Fermentation Technologies(発酵テクノロジー)」
セッションリーダー:Dr. KIMURA Keitarou, Manager, Division of Food Processing and Biomaterials Research, NFRI, NARO
【Lecture Diversity and usage of Lactic Acid Bacteria (乳酸菌 ―その多様性と豆乳発酵―)】
(1)「Diversity of NARO-Lactic Acid Bacteria Collection NARO(乳酸菌コレクションの多様性)」
Dr. TOMITA Satoru, Senior Scientist, NFRI, NARO
(2)「The stressing life of Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus in soy milk: other starters may help
(乳発酵細菌が豆乳中で受けるストレスと他のスターターよる緩和)」
Dr. Gwénaël Jan, Directeur de Recherche/Senior Scientist, STLO, INRAE, Institut Agro, France
【Lecture Upcycling resources via fermentation (発酵による未利用資源のアップサイクル)】
(3)「Precise control of bioconversion process for upcycling of agricultural and food byproducts(農業・食品副産物のアップサイクルに向けた生物変換プロセスの精密制御)」
Dr. IKE Masakazu, Principal Scientist, Research Center for Agricultural Robotics, Core Technology
Research Headquarters, and NFRI, NARO
(4)「Upgrading residual biomasses by fermentation: possibilities and priorities(発酵による食品副産物・農産物残渣のアップグレード: 可能性と優先事項)」
Dr. Ugo Javourez, Toulouse Biotechnology Institute, INSA Toulouse, France
(5)「New aspects of fermentation by KOJI, Aspergillus oryzae(麹菌発酵の新たな展開)」
Dr. MANO Junichi, Principal Scientist, NFRI, NARO
【ディスカッション】

5.閉会|17:25~17:30

開催概要

日時:2024年4月16日(火) 13:00~17:30(日本時間)
開催方法:オンライン
参加費:無料
使用言語:英語(日本語の同時通訳あり)
申込:https://www.naro.go.jp/event/naro-symposium/2024/index.html
定員:2000名※定員になり次第〆切
申込〆切 : 2024年4月15日(月)12:00


「第3回NARO食と健康の国際シンポジウム」特設サイト
https://www.naro.go.jp/event/naro-symposium/2024/index.html
農研機構
https://www.naro.go.jp/index.html
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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