日本農業新聞、持続可能な⾷と農の実現を目指すコンソーシアム「みどりGXラボ」設立に向け会員募集を開始

株式会社日本本農業新聞は、農業の環境負荷低減や脱炭素化を進め、持続可能な⾷と農の実現を目指すコンソーシアム「みどりGXラボ」を2024年7月3日(水)に設立する。5月28日(火)より会員募集を行っている。

なお、設立と同日にキックオフイベントも行われる。


農業を取り巻く課題の解決を試みるプラットフォームが発足


昨今の世界的な異常気象や自然災害の多発を受け、国内外のあらゆる産業で温暖化による気候変動への対応が急務となっている。食と農の分野においても、環境との調和、脱炭素化が強く求められるなかで、生産現場の高齢化や生産資材の高騰など、課題が山積しているという。

日本農業新聞は、これまでも環境に優しい農業について、同紙やLINEで届くデジタルメディア「みどりGX新聞」を通じ、農業関係者への情報発信を行ってきた。

今回設立されるみどりGXラボは、農業経営・地域の持続可能性と環境負荷低減を両⽴した持続可能な⾷と農の実現に向け、農業者だけでなく自治体や消費者、課題解決策を持つ企業などの関係者が広く集い、課題解決を試みるプラットフォームだ。

第一期は、2024年7⽉〜2025年3⽉までとなっており、主な活動は以下のようなものが挙げられる。

・⽉に1回オンラインで⽣産現場の事例報告と有識者の講演を行う定例セミナー
・年2回の会員交流会
・ビジネスマッチング
・成果発表を行うみどりGXサミット
・オリジナル調査
・情報発信活動
・先進事例を視察するみどりGXツアー

農業者・JA・⾃治体・研究機関・学校・消費者などは、年会費無料で参加でき、 企業は特典に応じて10万円・30万円の2区分から選択できるという。

7月3日(水)には、ラボの設立を記念し、キックオフイベントが開催される。当日は設立式の他、農業を行う俳優の永島敏行氏など、さまざまな立場で持続可能な食と農に携わる人を迎え、記念セミナーなどが行われる。

開催概要

⽇時:2024年7⽉3⽇(⽔)13:30〜16:00
場所:⽇本農業新聞本社ビル(東京都台東区秋葉原2-3) ※オンライン併催(Zoom Webinar)
料金:無料
申込:https://www.agrinews.co.jp/page/midori_gx_kickoff
申込期限:実会場は6月19日(水)正午、オンラインは7月2日(火)正午まで
※申し込み多数の場合、抽選となる。

プログラム

第1部:設⽴式
第2部:記念セミナー
・基調講演:持続可能な⾷と農を巡る情勢(農林⽔産省)
・現場からの報告「みどりの食料システム戦略」実践に向けたJAふくしま未来の取り組み(福島県・JAふくしま未来)
・パネル討議:持続可能な⾷と農の課題とみどりGXラボが果たす役割
ゲスト:永島敏⾏⽒(俳優)

⽇本農業新聞は、みどりGXラボの活動を通じて⽣産現場の課題解決を後押しし、持続可能な⾷と農の実現を目指すとしている。


株式会社⽇本農業新聞
https://www.agrinews.co.jp

みどりGXラボ
https://www.agrinews.co.jp/page/midori_gx
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WRITER LIST

  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  2. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  3. 石坂晃
    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、福岡県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方、韓国語を独学で習得(韓国語能力試験6級)。退職後、2024年3月に玄海農財通商合同会社を設立し代表に就任、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサルティングや韓国農業資材の輸入販売を行っている。会社HP:https://genkai-nozai.com/home/個人のブログ:https://sinkankokunogyo.blog/
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 堀口泰子
    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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