オンラインで農業体験「沖縄・宮古島のサトウキビ畑にオンラインで農ツアーに行こう! 」が開催中

株式会社オルタナティブファーム宮古は、コロナ禍の影響で沖縄・宮古島への旅行をキャンセルした教育機関・団体・個人等を対象にしたオンラインツアー「沖縄・宮古島のサトウキビ畑にオンラインで農ツアーに行こう!」を開始した。
通常料金は2000円(土曜日16時と日曜日13時のみ無料)で教育機関・団体は完全無料。期間は2021年1月23日(土)から2021年2月13日(土)まで。

このツアーは、宮古島で生産されるサトウキビの栽培・収穫・黒糖作り・精製糖の工程をバーチャルで体験・学習できるオンラインツアー。生産工程に関する資料や画像、動画を見ながら、ウェブ会議システムZoomを利用して宮古島のサトウキビ畑のリアルタイム映像を楽しめる仕組みとなっている。


オルタナティブファーム宮古は、沖縄県宮古島でサトウキビやバナナの生産に取り組む農業法人
サトウキビの美味しさを凝縮したジャムや飲料、アイス等の加工食品「美ら蜜(ちゅらみつ)シリーズ」の提供ほか、農業体験サービス等を展開する。

同社は、新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言が発出された2020年3月以降、移動自粛による体験案内の機会減少に対応するため、学生の修学旅行向けに提供していた事前学習サービスを改良したオンライン体験プログラムを提供を続けてきた。

Go Toトラベルが開始された2020年7月以降は、リアルでの体験案内の機会も少しずつ増えはじめ、参加を希望する教育機関や個人の申し込みも回復傾向にあったが、新型コロナ第3波の影響でGo Toトラベルが一時停止になると、参加を希望していた学生を中心に、「楽しみにしていた修学旅行や宮古島旅行に行けない」という声が多く聞こえてきたという。

今回のツアーは、再度の緊急事態宣言で社会全体に閉塞感が広がる中、少しでも明るい話題を提供したいという想いと、学生たちを少しでも元気にしたいという想いから企画したそうだ。



宮古島の地理・気候・文化やサトウキビの生産工程をバーチャルで体験


オンラインツアーでは、宮古島の有機サトウキビ農家・黒糖加工職人がガイドとして現地を直接案内する体験型観光サービスの実績を基に下記のプログラムを実施している。

  1. 宮古島の紹介(地理・気候・文化・果物・野菜等を紹介)
  2. サトウキビの紹介(植生・歴史・特徴等を紹介)
  3. 生産工程の紹介(栽培・収穫・黒糖作り・精製糖ができるまでを紹介)

ツアーの開始時刻は、9時・13時・16時の1日3回。所要時間は60分で最大50組・各20名の参加が可能。
団体は1組で最大100名まで参加できるという。

同社は、ツアーの開催にあたり「移動のハードルが下がるオンラインのツアーだからこそ気軽に宮古島に行ける」として、前向きな参加を呼びかけている。2020年12月25日に実施した記者会見では、沖縄県におけるコロナ禍の観光事業立て直しの一環として、今回のツアー開催を県知事である玉城デニー氏と発信した。

2020年12月25日にオンラインで実施した玉城デニー氏との記者会見の様子

開催概要


沖縄・宮古島のサトウキビ畑にオンラインで農ツアーに行こう!
日時:2021年1月23日(土)~2月13日(土)9時・13時・16時(各60分)
場所:オンライン(ウェブ会議システムZoomを使用)
定員:最大50組・各20名(団体は1組で最大100名まで)
料金:通常(2000円※土曜日16時と日曜日13時のみ無料)・教育機関・団体(完全無料)


株式会社オルタナティブファーム宮古
https://alternative-farm.com/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
  4. 鈴木かゆ
    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
  5. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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