農家の改善ノウハウを紹介する「阿部梨園の知恵袋」、クラウドファンディングでオープン

栃木県の阿部梨園は、自園の行った500件以上の小さな経営改善/業務改善から厳選した300件の経営改善実例を、同業の農業者が自由に利用できるオンラインメディア「阿部梨園の知恵袋」を、2018年5月7日に公開した。


同サイトは、「阿部梨園の100件を超える小さい改善ノウハウを公開するオンライン知恵袋を作りたい」というクラウドファンディングを2017年11月13日に公開。目標金額100万円で改善ノウハウ100件を公開するという目標を1週目にして達成し、200万円で200件、300万円で300件の公開を公約としていた。最終的に、12月25日の募集終了までに325名、総額約450万円の支援を集めた。

サイトには、個人農園である阿部梨園が取り組んだ数百件の改善ネタ帳の中から一般性のあるものを可能なかぎり多く選び、公開されている。サイトリリースと同時に100件の記事を公開し、クラウドファンディングプロジェクトの公約である残り200件は順次追加される。

<参考URL>
阿部梨園の知恵袋 | 農家の小さい改善実例300 by 阿部梨園
http://tips.abe-nashien.com/
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  1. 田牧一郎
    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    石坂晃
    1970年生まれ。千葉大学園芸学部卒業後、九州某県の農業職公務員として野菜に関する普及指導活動や果樹に関する品種開発に従事する一方で、韓国語を独学で習得する(韓国語能力試験6級取得)。2023年に独立し、日本進出を志向する韓国企業・団体のコンサル等を行う一方、自身も韓国農業資材を輸入するビジネスを準備中。HP:https://sinkankokunogyo.blog/
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    川島礼二郎
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    堀口泰子
    栄養士、食アスリートシニアインストラクター、健康・食育シニアマスター。フィットネスクラブ専属栄養士を経て独立。アスリートの食事指導や栄養サポートの他、離乳食から介護予防まで食を通じて様々な食育活動を行う。料理家としても活動し、レシピ提案、商品開発も担う。食事は楽しく、気負わず継続できる食生活を伝えることを信条とする。スポーツの現場ではジュニアの育成、競技に向き合うための心と体の成長に注力している。HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
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