衛星データを活用した圃場の分析アプリ「Sagri」がリリース

衛星データとAIを組み合わせた技術で農業や環境の課題解決に取り組むサグリ株式会社は、衛星データを活用して圃場の状態を分析するアプリ「Sagri」の提供を開始した。


農作物の生育状況や土壌の化学性を可視化


「Sagri」は、浜松市ファンドサポート事業の支援を受け開発された圃場分析専用のアプリ。

農林水産省が実施した「データ駆動型土づくり推進事業」を通じて取得した土壌分析データを教師データとして活用しているのが特長で、農作物の生育状況や土壌の化学性を可視化する機能を備える。


肥料価格の高騰による生産コストの増加等を理由に、農作物の生育状況や圃場の状態を効率的に分析する技術の重要性が高まっているなか、同社は「Sagri」の提供を通じて農地管理に係る作業を効率化することで、大規模化・分散化が進む日本の農業を支援していきたい構えだ。


サグリ株式会社
https://sagri.tokyo/
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
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    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  3. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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    鈴木かゆ
    1993年生まれ、お粥研究家。「おかゆ好き?嫌い?」の問いを「どのおかゆが好き?」に変えるべく活動中。お粥の研究サイト「おかゆワールド.com」運営。各種SNS、メディアにてお粥レシピ/レポ/歴史/文化などを発信中。JAPAN MENSA会員。
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    田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
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