「ドローンによる生育観察で残留農薬不検出に」 宮城県で「ひとめぼれ」を育てる永浦さんインタビュー【令和5年産スマート米 農家紹介】

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全国各地のこだわりの農家さんと、スマート農業でお米作りをしている「スマート米」。先進のIT技術を利用し、農薬や肥料の使用量を最小限に抑えて育てたお米です。特別栽培米や残留農薬不検出のお米も。各地のおいしい銘柄をラインナップしています。

今回は、宮城県登米市(とめし)ひとめぼれの生産者、2021年から参画した永浦清太郎さん(有限会社とねやしき農場)に、スマート農業を活用した米作りについて聞きました。

■永浦さんが育てたスマート米「宮城 ひとめぼれ」(残留農薬不検出)はこちら
無洗米はこちら 令和5年産 スマート米 宮城県産 ひとめぼれ 無洗米玄米 (残留農薬不検出) 1.8kg
白米はこちら 令和5年産 スマート米 宮城県産 ひとめぼれ 精米 (残留農薬不検出) 1.8kg

永浦清太郎さん(農業生産法人 有限会社とねやしき農場)

宮城県産の「ひとめぼれ」はどんなお米?


2022年でブランド誕生から30周年を迎えた「ひとめぼれ」は、宮城県で生まれた、コシヒカリを親に持つ新品種です。登米市を含む仙台平野は、さっぱりした食感のササニシキの産地として昔から有名ですが、それに変わる早生品種として開発されました。

「ひとめぼれはバランスがとてもよい品種で、もちもちしすぎず、ふわっとあっさりしているので、万人受けする味だと思います」と永浦さん。

噛むほどににじみ出てくる「ひとめぼれ」の味わいは、コシヒカリ全盛の今だからこそ、やや年配の方や、こってりよりもさっぱりを好む方々にこそオススメしたいお米です。



ドローンによる生育確認で、残留農薬不検出を実現


永浦さんは、22歳で父親が社長を務める会社に就職。世襲ではなく、あくまで一般企業への就職口のひとつとして農業法人を選んだとのこと。

ただし、社員は父親と同じくらいの年齢層が多く、これから法人のトップに立つような若手はなかなかいません。必然的に、若手として努力を積み重ねて成長してきた永浦さんは、後を継ぐことになります。そして同時に、高齢化で離農が進むこの地域の担い手として、農作業の受託も引き受けることが増えていきました。

そんな永浦さんにとって農業は、「将来的なビジネスチャンスが広がっている業界」のひとつ。自然とのふれあいを楽しむために農業を選ぶという方も増えていますが、永浦さんは農業が秘めているポテンシャルを感じ取り、未来の農業に必要なことを見定めてきました。

そんなふうに受託作業が増えていく中で紹介されたのが、オプティムの「スマートアグリフードプロジェクト」でした。「スマート米」の栽培では、ドローンによる圃場の撮影とAIによる生育状況の解析、水位センサーによる水管理などを実際に導入しました。

中でも、ドローンによる圃場画像の分析には非常に驚いたとのこと。「航空写真で圃場の画像を見ながらの栽培は初めてでした。勘ではなくデータとして水位や状況が見られる経験はとてもよかったです」と永浦さん。

近隣の生産者からの作業依頼も多く請け負っていることもあり、今後は請負の圃場と自社の圃場の生育タイミングを確認し、播種から収穫までの作業時期をずらして最適なタイミングで作業できるようにするためにも、「適期作業支援アプリ」なども導入したいとのことでした。

結果として、こうしたスマート農業を活用したことにより、2021年産のスマート米「宮城ひとめぼれ」では、農薬等による害虫防除はほとんど行わずに済んでいます。

「ドローンによる生育調査の結果から、色彩選別機を使って欠陥粒を選別するだけで十分そうだったので、農薬を大幅に減らすこともできました」とのことで、労力と資材のコスト削減に加え、残留農薬不検出の安心・安全な「宮城産ひとめぼれ」が収穫できました。


宮城県の中でも、この登米市を中心とした地域で栽培された「ひとめぼれ」は、地元宮城の方々を中心に扱われており、県外で扱われることは少ないとのこと。

ドローン・IoT・AIなどを用いた先進的なスマート農業により、減農薬などを実現している「スマート米」というブランドは、地域や品種だけでなく、スマート農業への取り組み自体を価値のひとつとして打ち出しています。そのおかげで、日本各地で地元に愛されている本当においしい品種を、他の地域のより多くの方々にも味わっていただける、地域おこしのきっかけづくりにもなっているのです。

どんな食事にも合うバランスの良さで、年代や好みを問わず、口にするだけで誰もが“ひとめぼれ”してしまう宮城のお米を、この機会にぜひお試しください。

■永浦さんのスマート米「宮城 ひとめぼれ」の購入はこちらから
令和5年産 スマート米 宮城県産 ひとめぼれ 無洗米玄米 (残留農薬不検出) 1.8kg


■毎日食べるお米だからこそ、より「あんしん」にこだわりませんか


毎日食べるお米は、子どもや家族みんなにあんしんな商品を選びたいですね。

全国各地のこだわりの農家さんと、スマート農業でお米づくりをしている「スマート米」は、AI・ドローンなどを利用し、農薬の使用量を最小限に抑えたお米です。

玄米の状態で第三者機関の検査により「残留農薬不検出」と証明されたお米をお選びいただくことができます。

各地の人気銘柄から、あまり見かけない貴重な銘柄までラインナップ。お求めはスマート米オンラインショップ  SMART AGRI FOOD  からどうぞ。

【特集】スマート米生産農家インタビュー
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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