「コシヒカリ」ってどんなお米? 特徴や産地のおすすめは?【お米の銘柄紹介】

みなさんは家庭で食べるお米にこだわっていますか? いつも何となく買っている……という方も多いのではないでしょうか。

しかし今や、お米の銘柄数はなんと300を超えます。よく知られているコシヒカリやあきたこまち以外にも、最近はスーパーやテレビCMでも特徴的な名前のブランド米を見かけるようになりました。

お米の品種それぞれの特徴を知って、もっと毎日の食事を楽しみませんか? ここでは、おすすめのお米の銘柄をピックアップし、その特徴を紹介していきます。

今回取り上げるのは、言わずと知れたお米の王様「コシヒカリ」です。

ザルと枡に入ったお米のイメージ図

「コシヒカリ」とは?


“おいしいお米”を目指して誕生


北海道と沖縄を除く全国で作られている「コシヒカリ」。お米の品種別作付状況も2位のひとめぼれに大差をつけてトップとなっています。

「コシヒカリ」の歴史は戦時下の1944年に始まります。新潟県で「農林22号」と「農林1号」の交配が行われました。病気に強い「農林22号」と収量が多く食味に優れた「農林1号」、両方の特徴を合わせ持つ品種の開発が目的でした。

有望な系統の一部が福井県の試験場に引き継がれ、「越南17号」として全国各地で栽培試験が行われます。しかし、味はおいしいものの、病気に弱いことや稲が倒れやすいことが欠点でした。

そんな中、1965年に新潟県が全国に先駆け奨励品種として採用。多収米が求められる時代であったにもかかわらず、品質や食味などを重視した“おいしいお米づくり”を第一に考えてのことでした。

「越南17号」は農林100号として品種登録され、新品種「コシヒカリ」が誕生。倒れやすさなどの欠点を克服するための工夫が続けられ、次第に全国に普及していきました。

名前の由来


「コシヒカリ」は、越の国(=北陸)に光り輝く品種になることをイメージして命名されました。

コシヒカリと何が違う? 「コシヒカリBL」とは


コシヒカリに病気に強い品種を掛け合わせて生まれた「コシヒカリBL」という品種があります。

従来のコシヒカリよりも農薬を減らせるため、新潟県では環境や安全に配慮し、県内に「コシヒカリBL」を一斉導入。品質や食味は従来のコシヒカリ同等なため、コシヒカリBLも「コシヒカリ」として販売しています。

「コシヒカリ」の味とおすすめの食べ方


コシヒカリの魅力は何といっても甘みともっちりとした粘り。炊きあがりのつやと香りが良く、うま味も強いので、そのままでもおいしくいただけます。

料理では、あっさりとした和食との相性は抜群。お米自体のおいしさを味わうなら、お漬物などご飯のお供がおすすめです。

おすすめの料理
・和食
・ご飯のお供

「コシヒカリ」おすすめの産地3選


スーパーに買い物に行くと、コシヒカリといってもさまざまな産地のものがあって迷ってしまう方もいるでしょう。

産地でいえば、新潟のブランド米「魚沼産コシヒカリ」が特に有名です。豊かな自然環境や優れた気候など、お米にとっての好条件がそろう魚沼地域。そこで育つコシヒカリのおいしさは高く評価されていて、日本穀物検定協会が毎年発表している「米の食味ランキング」でも最高評価の「特A」を取り続けています。

しかし、コシヒカリは新潟県だけでなく全国的に作られており、地域ごとに特色のあるおいしさが楽しめます。

ここでは、テクノロジーを活用して栽培したあんしん安全なお米「スマート米のラインナップからおすすめの産地を紹介します。

「スマート米」とは、全国各地のこだわりの農家さんと、スマート農業を活用してつくっているお米。先進のIT技術を利用し、農薬や化学肥料の使用量を最小限に抑えて生産者さんが丁寧に育てています。精米のほかに、炊飯器でかんたんに炊ける「無洗米玄米」もラインアップ。

全国的に作られているコシヒカリの産地選びの参考にしてみてください。

ちなみにコシヒカリの新米の出荷時期は、地域や気候条件によっても変化しますが、主な地域で9月中旬ごろからとなります。


1.兵庫県・丹波篠山産コシヒカリ


魚沼産と並び称されるブランドである丹波篠山産のコシヒカリ。篠山市は、昼夜の寒暖差が大きい盆地特有の気候により、甘みと粘り気を持つ理想的なコシヒカリが生まれます。粒ひとつひとつの大きさも魅力です。

安全、安心で個性・特長がある県産食品を対象にしている「兵庫県認証食品」にも登録されています。

食味テストでも新潟・魚沼産コシヒカリと変わらないほどの味わいの強さで、炊きたてはもちろん、冷めてからもおいしくいただけます。

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スマート米「兵庫県産 丹波篠山コシヒカリ」


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2.福島県・白河産コシヒカリ


福島県の白河地方は、阿武隈川の清らかな水と昼夜の大きな寒暖差が生み出す良質なお米の産地として知られ、米の食味ランキングでも最高ランクの「特A」を獲得しています(福島県中通り産米として)。

コシヒカリならではの香り、美しいつや、食べ応えのあるもちもちとした食感と噛むほどに感じる甘みが特徴です。

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スマート米「福島県産 白河コシヒカリ」
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3.石川県・奥能登産コシヒカリ


海に囲まれた傾斜地である能登半島は、新潟県魚沼市とほぼ同じ経度に位置し、肥沃な土地を持つ石川県一の米どころ。昼夜の寒暖差も1年を通じて大きく、いい米ができる条件が整った理想的な地域です。

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スマート米「石川県産 奥能登コシヒカリ」 スマート米の「石川県産 奥能登コシヒカリ」を栽培している圃場は、海に囲まれた傾斜地に位置しており、珪藻土が含まれているため、ミネラル分が豊富なお米が育ちます。

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■毎月自動でお米が届く 「スマート米定期便」がらくらく便利


重いお米を買うのがめんどう……、気づいたらお米を切らしてしまった……といったことありますよね。そんな方にはお米の定期便がおすすめです。

スマート米定期便」は、おトクな価格で毎月お米が届くサービスです。毎月自動で届くので注文は不要。定期便だけのおトクな特別価格で提供しているので、お財布にも優しいサービスです。

お届けは、普通の「白米(精米)」コースと、健康志向の方に人気の「無洗米玄米」コースが選べます。サイズもご家庭に合わせて選べる2kgコース、5kgコースなどを用意。銘柄は毎月おすすめのものが届くので、全国のお米食べ比べも楽しめます。

「スマート米定期便」で、毎月おトクにおいしいお米をいただきませんか?

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■家族みんなにあんしん・安全なお米を選ぼう!


毎日食べるお米は、子どもや家族みんなにあんしんな商品を選びたいですね。

全国各地のこだわりの農家さんと、スマート農業でお米づくりをしている「スマート米」は、AI・ドローンなどを活用し、農薬の使用量を最小限に抑えたお米です。

玄米の状態で第三者機関の検査により「残留農薬不検出」と証明されたお米がそろいます。

各地の人気銘柄から、あまり見かけない貴重な銘柄をラインナップ。白米と同じように炊飯器で手軽に炊ける「無洗米玄米」も人気です。

お求めはスマート米オンラインショップ SMART AGRI FOOD  からどうぞ。

【コラム】好みのお米を見つけよう!コメ銘柄事典
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  1. 福田浩一
    福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  2. さとうまちこ
    さとうまちこ
    宮城県の南の方で小さな兼業農家をしています。りんご農家からお米と野菜を作る農家へ嫁いで30余年。これまで「お手伝い」気分での農業を義母の病気を機に有機農業に挑戦すべく一念発起!調理職に長く携わってきた経験と知識、薬膳アドバイザー・食育インストラクターの資格を活かして安心安全な食材を家族へ、そして消費者様に届けられるよう日々奮闘中です。
  3. 北島芙有子
    北島芙有子
    トマトが大好きなトマト農家。大学時代の農業アルバイトをきっかけに、非農家から新規就農しました。ハウス栽培の夏秋トマトをメインに、季節の野菜を栽培しています。最近はWeb関連の仕事も始め、半農半Xの生活。
  4. 川島礼二郎
    川島礼二郎
    1973年神奈川県生まれ。筑波大学第二学群農林学類卒業。フリーラインスの編集ライターとして、テクノロジーをキーワードに、農業雑誌・自動車雑誌などで執筆・編集活動中。
  5. 柏木智帆
    柏木智帆
    米・食味鑑定士/お米ライター/ごはんソムリエ神奈川新聞の記者を経て、福島県の米農家と結婚。年間400種以上の米を試食しながら「お米の消費アップ」をライフワークに、執筆やイベント、講演活動など、お米の魅力を伝える活動を行っている。また、4歳の娘の食事やお弁当づくりを通して、食育にも目を向けている。プロフィール写真 ©杉山晃造
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