玄米の賞味期限や保存方法は?ダイエットにいいって本当?【玄米Q&A】

料理研究家でごはんソムリエの秋元です。この連載ではお米をおいしく食べるために“知っておくと役に立つお話”やレシピをお伝えします。

今回は、白米編に引き続き、なんとなくしかわからない!という声も多い「玄米のちょっとした疑問」にQ&A形式で答えていきます。

白米編はこちら
正しい研ぎ方は?虫がついたらどうする?ごはんソムリエの【お米を楽しむQ&A】
カレーに合う炊き方って?古米の炊き方は?ごはんソムリエの【お米を楽しむQ&A】



Q1.玄米のおすすめの保存法は?

A.空気を遮断して低温で保存を。

玄米は発芽することからもわかる通り、収穫されて家庭に届いた後も生きています。15度を超えると呼吸が活発になり、食味も低下してしまうため、空気を遮断して低温で保存することが大切です。

これは害虫発生を防ぐ意味でも有効。家庭ではジップロックのような密閉できる袋に入れて、冷暗所や冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。


Q2.玄米は銘柄によって味が違う?

A.品種ごとに食感や甘みはさまざま。

玄米も食感や甘みなど品種ごとに味の違いがありますが、糠層に覆われているため白米に比べると香りの比較は難しいかもしれません。

玄米のしっかりとした食感が苦手という方には、低アミロース米の玄米をおすすめします。低アミロース米はもちもちとした食感と強い甘みが特徴のため、糠層に覆われてもそれらの違いはしっかりと感じることができますよ。


Q3.おいしい玄米の見分け方ってあるの?

A.茶色く透明感のあるものを選びましょう。

玄米はどれも同じと思われるかもしれませんが、コンテストなどで並ぶ精米前の玄米は、きらびやかで炊飯前から「美味しそう」と感じさせます。

玄米は茶色く透明感があるものを選び、白く濁っていたり割れているものは避けましょう。


Q4.玄米が苦手な人におすすめな玄米に合う料理は?

A.独特の香りや食感に合わせた調理方法を!

玄米が苦手な方は、おそらく玄米独特の香りとしっかりとした食感に抵抗があるのだと思います。この2点を感じさせないための工夫と料理をご紹介します。

玄米ごはんにぴったり!トロッとなすの麻婆茄子丼
●玄米の香りが苦手→スパイスや香りのある食材と合わせて香りを重ねる。
・チキンビリヤニ
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・ホットプレートビビンバ
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・おにぎり(味噌/じゃこ/梅)
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●玄米のしっかり食感が苦手→しっかり食感が生きる汁気の多い料理と合わせる。
・麻婆茄子丼
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・ホットプレート焼きカレー
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Q5.玄米と発芽玄米、酵素玄米の違いは? どれがおすすめ?

A.手軽さと味わいで好みを見つけてみて。

発芽玄米とは、文字どおり「玄米を発芽させたお米」です。発芽により、さまざまな酵素がつくられ栄養価が高くなるほか、全体的にやわらかく、食べやすくなります。

高血圧を防ぎ、脳の血流をよくする効果が期待される「GABA」が、玄米の約5倍~10倍というのも大きな特徴です。

酵素玄米は、玄米に小豆と塩を加えて炊き、3日ほど寝かせて作ったもの。玄米の角が取れたようなまろやかな味わいと食感のやわらかさ、消化吸収がしやすくなるのが特徴です。

玄米、発芽玄米、酵素玄米、手軽さと味わいでお好みを見つけてみるのはいかがでしょうか。

おうちで簡単に!発芽玄米と酵素玄米の作り方はこちら
もちもちでおいしい酵素玄米のつくりかた!玄米が苦手な人にもおすすめ
おうちで簡単にできる!栄養満点の発芽玄米の作り方をくわしく解説


Q6.玄米にも賞味期限ってあるの?

A.賞味期限はありませんが、保存方法により味は落ちていきます。

玄米に賞味期限はありませんが、保存の長さと状態により味は落ちていきます。古くなってしまった玄米は、しっかりとこすり洗いをして浸水時間を長くすること。冷蔵庫を利用し、低温で長く浸水させると良いでしょう。


Q7.玄米はダイエットにいいと聞くけれど、どんな効果があるの?

A.白米に比べると栄養面や食感がダイエット向き。

玄米は白米に比べて食物繊維、脂質、ビタミンB群が多く含まれています。ビタミンB1は炭水化物の代謝をサポート、食物繊維は排便を整える働きがあります。

さらに、玄米は表皮を含む硬い食感のため、白米よりしっかり噛んで食べることから満足感が得られやすいという点もダイエットには良いポイントです。


■気になる農薬。安心な玄米を選ぼう!


玄米を食べる時に気になるのが農薬の問題です。

お米に残留農薬がある場合、農薬は油に溶けやすい性質があるため、7割〜8割は脂質が多いぬかや胚芽の部分にたまるとされています。ぬかや胚芽は精米すれば取り除かれる部分ですが、それらが残ったままの玄米で食べる時には少し気をつけたいところ。

玄米を選ぶ時には、農薬残留検査をしっかりした商品を選びたいものです。

全国各地のこだわりの農家さんと、スマート農業でお米づくりをしている「スマート米」は、AI・ドローンなどを用いて農薬の使用量を減らした、農家にも消費者にもやさしいお米。玄米でも安心してお召し上がりいただけます。

お求めはスマート米オンラインショップ SMART AGRI FOOD  からどうぞ。

【コラム】今日から始める玄米生活
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WRITER LIST

  1. 槇 紗加
    1998年生まれ。日本女子大卒。レモン農家になるため、大学卒業直前に小田原に移住し修行を始める。在学中は、食べチョクなど数社でマーケティングや営業を経験。その経験を活かして、農園のHPを作ったりオンライン販売を強化したりしています。将来は、レモンサワー農園を開きたい。
  2. 田牧一郎
    日本で15年間コメ作りに従事した後、アメリカに移り、精米事業、自分の名前をブランド化したコメを世界に販売。事業売却後、アメリカのコメ農家となる。同時に、種子会社・精米会社・流通業者に、生産・精米技術コンサルティングとして関わり、企業などの依頼で世界12カ国の良質米生産可能産地を訪問調査。現在は、「田牧ファームスジャパン」を設立し、直接播種やIoTを用いた稲作の実践や研究・開発を行っている。
  3. さわちん
    2児の父。あるきっかけにより農業のイメージを変えたいと考え、16年間のサラリーマン生活にピリオドを打つことを決意。2020年春、家族で田舎に移住し、新規就農を目指す。自身が「移住×就農のモデルケース」となるために、いろんな方面へ向けて奮闘中。
  4. 福田浩一
    東京農業大学農学部卒。博士(農業経済学)。大学卒業後、全国農業改良普及支援協会に在籍し、普及情報ネットワークの設計・運営、月刊誌「技術と普及」の編集などを担当(元情報部長)。2011年に株式会社日本農業サポート研究所を創業し、海外のICT利用の実証試験や農産物輸出などに関わった。主にスマート農業の実証試験やコンサルなどに携わっている。 HP:http://www.ijas.co.jp/
  5. 窪田新之助
    農業ジャーナリスト。福岡県生まれ。日本経済新聞社が主催する農業とテクノロジーをテーマにしたグローバルイベント「AG/SUM(アグサム)」プロジェクトアドバイザー、ロボットビジネスを支援するNPO法人Robizyアドバイザー。著書に『日本発「ロボットAI農業」の凄い未来』『GDP 4%の日本農業は自動車産業を超える』(いずれも講談社)など。